島根から遠く離れた首都圏・関西や主要な都市で開かれる「ふるさと会」。思い出の故郷には、いろんな人が多様な思いや感慨を持って訪ねます。旅した景色、仕事で会った人、住みたい風土などなど。2025年『島根国』は、島根出身者だけでなく、島根に関心を寄せる人にも向けて、各「ふるさと会」開催内容をお知らせします。新しい出会いとご縁を求めて。
島根県には19の市町村があります。その内、市は8つ、町は10、村が1です。
それぞれのwebサイトを50音順で紹介します(島根県庁サイトより)。
詳細は島根県のサイトをご覧ください。
https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/seisaku/kikan/tokyo/shicho.html
ふるさと会とは、各都道府県や市町村の出身者、また縁故・関係者が親睦や故郷への貢献等を目的として集まった団体のことです。
かつては故郷から遠く離れ都市部で、交流による安否確認から相互扶助や人脈構築、故郷との交流の集まりとして盛大であったようです。
しかし、昭和50年頃を境に交通インブラの完備、さらには社会のグローバル化のなかで、ふるさと会の主要な役割は終了し思い出の場へと変わりました。追い打ちをかけるようにインターネットの普及は新たな出会いや目的に直結した集まりを容易に提供し、そこには時に感じる人間関係のわずらわしさえない気軽さと広がりがあったのです。
・ふるさと会現状
21世紀、グローバル化と組織のフラット化は、従来の固定的な組織のあり方や意思決定のあり方を破壊し、大きく変化しました。こうした環境でビジネスや学業、あるいは人間関係を育む中堅・若者層にとって、共通の生地というだけの家父長的な体質で、年功序列という旧態依然とした体質の支配する会は楽しいはずもありません。
若者の新規参入はほとんどなくなり、残るものも高年齢化し、それが会そのものを陳腐化しています。市場競争にさらされるビジネス界ならばとっくに気付き、改革に乗り出しています。では、なぜ乗り出さないのか。皆さんとっくに気づいているはずです。
・新しい故郷を求める人たち
マイナス点ばかりを並べましたが、集まりが問題であるのではなく、会の運営や活用が時流にそぐわなくなっているのです。5W1Hの「なぜ、誰のため、何」を整理しつつ、「どうやって」をいろんなふるさと会の活動から今後拾い出してみます。
そのためには、ふるさと会の会員から排除されている「島根県を旅したい」「旅をした」「島根で働いた」「出張で出かけた」、そして「島根に暮らしたい」と考えている方、そうです「島根の魅力」や「島根の特徴」に夢や目的を抱く皆様の意見を頂きたいのです。当然、そんな方を相手にする島根在住の皆様のご意見も求めます。
私たち『島根国』は、島根を旅し、また島根を旅したい、島根に移住したいと検討する人々を「ふるさと会」の会員だと設定し、これからのふるさと会を検討します。そうです、「関係人口」の概念のように。
どこのふるさと会の集まりでも、その地の出身者と関係者を入会の資格としています。
ところが面白いもので、家族や親戚、子供などを連れてくる方は、私の知る限りほとんどいません。よくて友人止まりです。
なぜか。答えは一つ、本人自身が家族に誇れる魅力を感じていないからです。それなのに「増やそう、増やそう」と深刻振るのです。
減少傾向はどこの会でも同じです。そこで何をするかです。まず、会員資格を変更することです。島根や地域のみにこだわる閉鎖主義を壊して、島根が好きで、愛している方にも門戸を広げるのです。そして、そんな人たちが来ても参考になる情報やイベントを用意することです。
ではどうやって。お金はどうするか。幾つかの腹案がありますが、そのひとつを参考までに紹介します。
移住プロジェクトとの連携した企画です。外からの移住者にとって、特別な制度な自然・社会環境も大切ですが、もとも大切なことはそこに暮らす人たちです。迎い入れてくれる町の人たちの考えや心、築いてきた風習や文化がとうかの生の姿であり声です。どちらが悪いというのではありません。習慣はときとして外部の人を排除し、一方移住してきた人の夢や考えが強引すぎて、ややもすれば摩擦を引き起こし、共存が対立となることさえあります。やはり語り合うことです。
旅人も一回限りではなく、島根が好きになり何回も訪ね来てほしいものです。好きになる、ファンになる、その一歩にふるさと会に来てもらう。映画『砂の器』のロケ地巡礼で来た方と松江の飲み屋で会いました。意気投合した私は来年のふるさと会に誘いました。是非と答えた方は、八岐大蛇伝説を聞いて驚いていました。私にとって当たり前でも、旅人にとっては当たり前ではないのです。ここに学ぶことが沢山あります。そして旅人の興味をさらに開くチャンスがあるのです。
ふるさと会の会員規定をもっと広げる、それが『島根国』の主張です。
さて参加資格を変えるだけでなく、組織の質も変えましょう。ふるさと会のイノベーションです。
同郷の者だけでなく興味を持つ人との交流の場へ。個性と価値を認め合う場「ふるさと会」へ
このページをご覧になったふるさと会の皆様、そして運営を担っている皆様、旅人や移住希望者にも参加資格を与えましょうと申し上げましたが、これは『島根国』の考えであって、みなさまに提案することではありません。ご検討ください。
ただ島根を旅し、移住をお考えの皆様の、ふるさと会への意見や思いは、どしどし『島根国』にお寄せください。私どものサイトに反映します。
また、開催日掲載を希望されるふるさと会の役員の皆様は、メールなどでご連絡ください。当サイトに紹介させて頂きます。なお、掲載内容については相談させて頂くこともあります。
・東京島根県人会 9月28日(日) 東京国際フォーラム
・東京松江会 11月30日(日)
・東京いずもふるさと会 3月29日(土)アルカディア市ケ谷
・東京奥出雲会 11月8日(土)アルカディア市ケ谷
「本」とともに地域で生きる 南陀楼綾繁▼
改訂新版 東京 わざわざ行きたい 街の本屋さん 和氣正幸▼
スイッチバック大全: 日本の“折り返し停車場” 江上 英樹/栗原 景▼
明治の津和野人たち:幕末・維新を生き延びた小藩の物語 山岡 浩二▼
時代屋の女房 怪談篇 村松 友視▼
あの頃映画 「時代屋の女房」 [DVD] ▼
『砂の器』と木次線 村田 英治▼
砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD] ▼
砂の器(上)(新潮文庫) 松本 清張▼
フジテレビ開局60周年特別企画「砂の器」オリジナルサウンドトラック▼
出雲国風土記: 校訂・注釈編 島根県古代文化センター▼
小泉八雲 日本の面影 池田 雅之▼
ヘルンとセツ 田渕 久美子▼
かくも甘き果実 モニク・トゥルン (著), 吉田 恭子 (翻訳)▼
出雲人~新装版~ 藤岡 大拙▼
出雲弁談義 単行本(ソフトカバー)藤岡 大拙▼
楽しい出雲弁 だんだん考談 単行本(ソフトカバー)藤岡大拙/小林忠夫▼
人国記・新人国記 (岩波文庫 青 28-1)浅野 建二▼
QRコードで聴く島根の民話 酒井 董美▼
随想 令和あれこれ 酒井 董美▼
日本の未来は島根がつくる 田中 輝美▼
石見銀山ものがたり:島根の歴史小説(Audible) 板垣 衛武▼
出雲神話論 三浦 佑之▼
葬られた王朝―古代出雲の謎を解く 梅原 猛▼
島根駅旅 ─島根全駅+山口・広島・鳥取32駅▼
おとな旅プレミアム 出雲・松江 石見銀山・境港・鳥取 第4版▼
しじみ屋かわむら 島根県宍道湖産大和しじみ Mサイズ 1kg▼
神在月のこども スタンダード・エディション [DVD]▼
クレマチスの窓辺 [DVD]▼
RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]▼
日本ドラマ VIVANT blu-ray 全10話 完全版 堺雅人/阿部寛 全10話を収録 2枚組▼