• ~旅と日々の出会い~

『第71回 東京島根県人会総会とふれあいの集い』のお誘い -島根県出身者の方、またご縁のある方へ-

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「東京島根県人会総会とふれあいの集い』は、自分の日々を振り返り、また出会った方々と思い出を楽しみ、そして未来を語る「回顧と展望」のひとときです。

東京島根県人会の設立は1953年(昭和8年)。NHKの放送開始と街頭テレビ、奄美大島の返還、日本航空初の国際便、映画『君の名は』のヒットから真知子巻きが大ブームとなり、洋画『シェーン』『ライムライト』が上映された年でした。


県人会パンフレット

遠くて近くなった島根

東京島根県人会が設立され頃に比べると島根は随分近くなりました。「国引き神話」のように島が移動したのではなく、交通インフラの整備で交通時間が短縮され、また通信革命で気軽にコミュニケーションが取れるようになり時間さえ縮まりました。

東京―出雲空港間の所要時間より、むしろ出雲空港から中国山地の実家までが遠く、不便になりました。主要幹線は充実しましたが、山陰本線の本数は少なくなり、支線の三江線の廃線、木次線の一部廃線議論など、地方や過疎地へのしわ寄せが厳しくなりました。もちろん道路整備も進み、モータリゼーションによって便利になったのも事実です。

このような社会構造の変化のなかで、島根は「遠いところ」というイメージはなくなりました。また「いつでも帰れるところ」となりました。情報はインターネットやメディアを通してリアルタイムに見ることができ、わざわざ訪ねる必要もなくなりました。

そんな社会環境の変化のなかで、県人会や市町村会の「ふるさとの集い」に参加する人も年々減少し、高年齢化する傾向にあります。(島根県人会・2024年データより)

グローバルと多様化

基盤となる交通・通信環境だけではありません。ビジネスや政治の世界だけでなく生活や文化・教育の中でも、ものの見方・考え方は大きく変わりました。
地球環境の問題も、一国のことではなく地球規模での取り組みとなり、経済成長も世界規模で見直す活動、SDGsが重視されています。

また人それぞれの多様性を重視し、むしろ多様性の中に新たな価値を見出しています。

新しい出会いと、新しい可能性、そして新たな価値の創造へと、若者を中心に大きく変化しました。既存の組織(生まれた県や学校、会社)にこだわることなく、異なる人々や団体との出会いであり、連携です。

非常に大切なことですが、その結果、ふるさと会や同窓会、OB会が縮小しました。これもある意味では時代の必然かもしれません。

だからと言ってなくしていいのかといえば、そうではありません。大海に漕ぎだせば自分の位置を見失うこともあります。その時、教えてくれるのが北斗七星です。変化し続ける自分が迷ったとき、教えてくれる「基準」は、自分にあるのではなく、北斗七星のように外にあるのです。そのひとつが「生まれ、育った」ところです。

松江城

故郷・島根を大切にすることから

県人会の集いは、思い出を懐古して楽しむだけではありません。自分の生い立ちを思い出すことで、今の生き方を、そして新たな生き方を見詰め直す場になり、「北斗七星」にもなるのです。

また、得るだけではありません。『Face to face』で島根の状況を知ることで、島根に対し出来ることを考えてみることも大切です。協力や支援にはいろんな形があります。ふるさと納税も、家族で島根に出かけるのも、知人に島根の良さを話すのも大切なことです。島根のために何かをするか、それに気づくことです。

第71回東京島根県人会概要

・開催日
 令和7年9月28日(日) 12:00~15:00(受付開始11:00~)

・会場
 東京国際フォーラム 7階「ホールB7」(千代田区丸の内3-5-1)

・内容
 (1)東京島根県人会総会、(2)県外在住県政功労者感謝状贈呈式、(3)ふれあいの集い

・ふれあいの集い内容

  1. 歌唱「薄紫の山脈やまなみ」「ふるさと」
  2. アトラクション、「安来節」安来節保存会大江戸支部、「NEO安来節」安来市、「オペラコンサート」妻屋秀和ほか
  3. お楽しみ抽選会(来場者に県内各地の特産品等を提供予定)

・特産品販売
 日比谷しまね館等の協力により、会場内で県内各地の特産品を販売予定

・会費
 1 名につき 10,000 円 (中学・高校・大学生 5,000 円、小学生以下 無料)
 ※入場チケットは要事前購入(当日券なし)

・お問い合わせ、お申し込み
 東京島根県人会事務局 TEL 03-5212-9070

 ・東京島根県人会総会とふれあいの集い

 ・東京島根県人会
 https://www.tokyoshimane-kenjinkai.com/

君に会いたい

皆様の参加をお待ちしております。

『島根国』のメンバーも、そして知人も参加します。皆様と会えることを楽しみにしています。
また、『島根国』のなかの『文化産業遺産 木次線』で取り上げています「木次線」。雲南市のブースで「木次線」について展示される予定です。こちらも是非、ご覧ください。

 ・文化産業遺産 木次線

2024年東京島根県人会 ふれあいの集い

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