• ~旅と日々の出会い~
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デカい!長い!たくさん!
圧倒的な迫力で楽しむ出雲大社隣の博物館 

みなさん初めまして、「かむやけ」と申します。
これからみなさんを、島根の古代史の小径へとご案内いたします。

さて、縁結びの神として知られる出雲大社。参拝したことがある方も多いと思います。

そして出雲大社にお参りされた後にぜひ行ってほしい、いや、行かないともったいないのが「古代出雲歴史博物館」。出雲大社から歩いてすぐです。

古代出雲歴史博物館全景

その名の通り、古代の出雲の歴史を学べる博物館なのですが
この博物館の魅力は、難しいことを考えなくても楽しむことのできる、
圧倒的な展示品の迫力です。

展示室に入ってすぐみなさんをお出迎えするのが「宇豆柱(うづばしら)」。
今から800年近く前の出雲大社を支えていた柱が、神社境内の地下から発見されたのです。

出雲大社の宇豆柱

杉の大木を3本束ねて1本の柱としており、その太さはなんと約3m!とにかくでかい!
いにしえの出雲大社がとても巨大で高層な建物であったことを想像させます。

出雲大社に関する展示コーナーを抜けると、「出雲国風土記の世界」が待っています。
今から1300年前の出雲の人びとは、地域の山や川、動物や海産物、神話・伝承などあらゆる情報を書き記しました。
それが『出雲国風土記(いずものくにふどき)』です。

出雲国風土記展示コーナー

ここでは完成当時の風土記(2巻)を再現して展示しています。
長い方の下巻はなんと12メートル以上!
きれいな字でびっしりと書かれた長~い巻物をながめていると、
当時の人びとの生真面目さ、地域に対する熱い想いが伝わってくるようです。

その次がこの博物館の目玉、青銅器のコーナーです。

ここでは全国に衝撃を与えた国宝の銅剣・銅鐸をほぼすべて常時展示しています。
銅剣・銅鐸など合わせて400点以上の国宝が勢ぞろい。
これだけたくさんの国宝を常にみられる博物館はそうはありません。

国宝・荒神谷遺跡の銅剣と加茂岩倉遺跡の銅鐸

ほかにも、古代出雲の神話を映像で紹介するシアターなどもあって
子どもから大人まで楽しめます。

ちなみに古代出雲歴史博物館は最新の日本の博物館ランキングでTOP10に入っています。
http://www.izm.ed.jp/cms/news.php?mode=yoyakuadd&id=1826

そしてHPでは2021年3月末まで使える割引クーポンを配布中です。
https://www.izm.ed.jp/cms/news.php?mode=yoyakuadd&id=1835

500円玉でお釣りが来る値段でこれだけ楽しめる場所はなかなかありません。
まだ行ったことがないという方、おススメです。

(かむやけ)

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