• ~旅と日々の出会い~

夢と出会いと思いを運び続ける木次線 2025年、『木次線カレンダー』好評販売中

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宍道駅と備後落合を繋ぐ木次線の2025年カレンダーができました。「神話が息づく木次線と鉄道の歴史を学ぶ」。壁掛けカレンダー、サイズ/A2版カラー 定価/1,500円(税込)です。


ポスター

木次線の存続

・次の世代に渡す

線路は列車や汽車が走るから線路です。列車も汽車も線路を走るから列車であり汽車でありつづけるのです。そして、乗車するお客様がいて、笑顔で迎える駅員さんがいて、整備点検し、安全に運行する人々がいて線路や列車や駅があるのです。そして駅前は栄え、コミュニケーションの輪が広がるのです。当たり前のことです。

多くの人々が関わる木次線は、今だけのことではありません。次の世代のためにも、そして自然と文化と神話を訪ねるこれからの世界の旅人のためにもあるのです。

木次線から列車がいなくなれば、木次線ではありません。みんなの力で木次線を残しましょう。

トロッコ列車

・過去から未来に走る木次線

木次線の歌が聞こえてきませんか?

木次線廃線の噂を耳にしてから、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)や素戔嗚尊(スサノヲノミコト)に櫛稲田姫(クシイナダヒメ)が、「木次線を守って」とつぶやく声が聞こえてきます。

哀愁列車

あなたにも聞こえますか?切なそうに坂道を登る蒸気機関車の白い息遣いが。時折、君に届けと言わんばかりにあげる雄叫びが。駅員さんが右よし左よしと点検して線路を渡る姿が。

ストーブ汽車

客車の中にだるまストーブがありました。スルメを炙り、干し芋を炙り、「ボク、食うか」とくれたジジ、ババ。かすかな記憶が残っています。まだ小学校に進む前のこと。

集団就職列車

集団就職で旅立つ友の兄姉を見送り、紙テープが切れても手を振り続けました。駅舎の屋根の下の雪に、ラッセル車が除雪した雪に張り付いた七色のテープを駅員さんが片付けると、駅はいつもの静寂を取り戻すのでした。

別れという旅立ち

見送るだけだった私も、やがてチッキで高校の寮に布団を送り、朝一番の汽車で松江に向かいます。新たな出会いと体験は故郷を遠い世界へと追いやりました。

家族

友が訪ねてきて、彼女がやってきて、迎えに来ることのなかった親父が駅にいました。意中の人を連れて帰る時は母も来ました。赤ん坊を連れて帰る時、ひとつ手前の駅に父がいて、偶然を装っていました。

地元で切符を

切符はこっちで買って送るからと、少しでも木次線に貢献してくれと父が言う。父の送る指定席は手書きでした。トロッコ列車が走ると孫の指定席を取り、父と母が乗りました。

別れ

父と母の葬儀の行きは飛行機とタクシーで、帰りは列車にしました。せめてものお礼だった。車窓に映る思い出に涙が止まらず、「帰ってこなくていい」といつも言った父と母の声が聞こえてくるのでした。

宍道駅の木次線

■好評発売中、木次線カレンダー

木次線カレンダーは、美しい木次線の風景を記憶に留めることでも、思い出にすることでもありません。木次線存続に向けて、貴方の言葉や行動を求め、呼びかけているのです。

もちろん、ひとりの力で変わるものでもありません。ひとつの力にまとめることも大変なことです。それでも木次線の存続のために考えてみましょう。一日10分、いや一日5分、カレンダーを前にして、なくなったらどうなるか、自分のためではなく、次の世代のために、考えてみましょう。

そのためには漠然と辿るのではなく、木次線について調べ、多くの知識に触れることが大切です。木次線の知識が木次線存続の思考に大切なのです。そして何よりも貴方にできることから始めましょう。多様性と複雑化の社会だからこそ新しい価値創造ができるのです。

■カレンダーの問い合わせ

・企画製作 雲南市(交通政策室)
・販売 雲南市観光協会
 電話0854-47-7878、受付/平日 8:30〜17:00

・JR木次駅構内「雲南市観光案内所」で直接購入できます(営業時間9時〜17時)
・詳細は電話にてご確認ください。
 部数に制限があります。ご確認ください。
木次線と桜花

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