• ~旅と日々の出会い~
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藤岡大拙にとっての『出雲学』 

出雲に意味を見つけ、愛し、共に生きる
~ インタビュー(動画)~

はじめに

小雨降る荒神谷博物館のロビーで、90歳(インタビュー時期)の藤岡大拙先生に、ど真ん中の玉【藤岡大拙にとっての『出雲学』】を投げたのでした。古代史でも、出雲文化でも、出雲弁でも、そば談義でもない、まして島根の政治・経済でもない、藤岡大拙先生の存在意味をお聞きしたのです。

次世代へのメッセージになるか、藤岡大拙先生の出雲愛に火をつけた、お楽しみください。

荘原駅 大国主命と藤岡大拙氏

気づき

研究者でもない私たちが、なぜ歴史に興味を覚え、資料や本を読み、現地を訪ねて学ぶのでしょうか。「好きだから」「不思議だから」「なんとなく」、「何かのヒントになれば」・・・。
初めはなんでもいいかなと思います。何かの弾みに何かに気づけば十分でしょう。

「古代出雲」のお話を聞く過程で、こだわり続けている二つの世界(概念)が刺激を受けたのです。後半に質問の形式で収録した「多様性」と「存在としての神話」です。新しいテーマとなりました。

荒神谷遺跡・358本の銅剣

四部構成

インタビューは、藤岡大拙先生の思いを残し、完全な形での:掲載にしました。全体で47分20秒と随分長いものになりました。時間を分けてご覧になる場合の目安としてください。

一章 出雲学への序章
   主な内容。京都時代・夢半ばにて、帰郷・新たな志、新たな試み 

二章 出雲学の確立 (07.50~)
   主な内容。かけがえのない出雲、出雲学の理念

三章 天命 出土する出雲と変化する研究 (10.28~)
   主な内容。荒神谷遺跡の発掘、加茂岩倉遺跡などの発掘、民俗学の視点、摂関政治(平安時代)と出雲大社、出雲文化と出雲の位置

四章 出雲の重要性と「出雲学」の理念  (40.18)
   主な内容。現在・未来にいかす「出雲学」
   質問① 「多様化した現代社会に様々な価値観や考え方を教える古代史研究の意義」
   質問② 「神話への誇りについて」

それでは皆様、藤岡大拙先生のインタヒューをお楽しみください。あわせて藤岡大拙先生の出雲古代史エッセイ、『文芸のあやとり』「島根つれづれ草」をお読みください。

荒神谷遺跡
藤岡大拙インタビュー(動画)

藤岡大拙紹介

藤岡大拙紹介

藤岡大拙氏・信条 『郷土の歴史の語部(かたりべ)として頑張りたい』

藤岡大拙氏・略歴  
昭和07年     島根県斐川町に生まれる(6月26日)
昭和31年     京都大学文学部史学科(国史学専攻)卒業
昭和63年     島根県立島根女子短期大学教授
平成元年      島根県立八雲立つ風土記の丘所長(平成17年3月退任)
平成09年08月  同短期大学学長(平成17年3月退任)
平成17年04月  荒神谷博物館館長、NPO法人出雲学研究所理事長(現在に至る)
平成22年04月  しまね文化振興財団理事長(令和3年12月退任) 
平成22年08月  松江歴史館館長(令和3年3月退任)現在、松江歴史館名誉館長
平成22年11月  瑞宝中綬章 受章
令和4年3月    島根県功労者表彰 授彰

藤岡大拙先生の主な社会活動と著書
【社会的活動】
島根県立図書館において、「古文書を読む会」の講師を53年間、「出雲国風土記を読む会」
の講師を43年間務める。出雲弁保存会会長を務める。
平成21年4月~26年3月 堀尾吉晴公銅像建設委員会委員長、平成22年9月~28年3月
松江城を国宝にする市民の会会長を務める。令和2年~ 松江城を守る会会長を務める。

【著書】
「島根県地方史論攷」「山中鹿介紀行」「出雲人」「塩冶判官高貞」「出雲礼讃」
「出雲とわず語り」「心の旅」「今、出雲がおもしろい」「出雲弁談義」
「神々と歩く出雲神話」「出雲学への軌跡」「山中鹿介」など多数。
※履歴・社会活動・著書は、webサイト『島根国』、「島根つれづれ草」より転用
動画制作

■ 語り 藤岡大拙 
    (荒神谷博物館館長、NPO法人出雲学研究所理事長)
■ 協力 荒神谷博物館 出雲学研究所
    〒699-0503  島根県出雲市斐川町神庭873番地8
    TEL  0853-72-9044(9時~17時)
■ 制作 webサイト『島根国』
    https://shimanekuni.com
■ 協力 株式会社オウコーポレーション
    https://www.ou-c.com

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