• ~旅と日々の出会い~

松江城を包む光と闇が織り成す『水燈路』

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松江水燈路は、松江城周辺をライトアップする光のイベントです。暗闇によってひときわ輝く光と音の協奏『水燈路』をお楽しみください。9月28日(土)~10月20日(日)までの土・日・祝日に開催されます。


松江城を包む光と闇が織り成す『水燈路』

― その夜、堀端に暮らす小泉八雲・セツ夫婦に出会うかも? ―

ポスター

暗闇を怖がることはないのです。むしろ、その夜は、暗闇によってひときわ輝く光と音の協奏『水燈路』をお楽しみください。松江城および周辺の塩見縄手や武家屋敷の通り。
期間は、9月28日(土)~10月20日(日)までの土・日・祝日に開催(9/28,29,  10/5, 6, 12, 13, 14, 19, 20 の9日間)。

松江『水燈路』とは?

松江水燈路は、松江ライトアップキャラバン(一般社団法人松江観光協会内)主催の松江城周辺をライトアップする光のイベントです。
目玉はこの時だけの「堀川遊覧船夜間運航」です。水燈路に彩どられた幻想的な光と闇を船上からご堪能ください。昼間に眺めた松江城や松並の塩見縄手や武家屋敷の通りとは別な風情があります。時空を超えた幻惑的な物語に出会うことでしょう。

会場にはたくさんの手づくりの行燈が並びます。そぞろ歩きでお楽しみください。イベントとして次のようなことが計画されています。
国宝松江城ライトアップ、塩見縄手特別ライトアップ、武家屋敷特別ライトアップ、国宝松江城天守夜間登閣(有料)、会場周辺観光施設等開館時間延長、手作り行燈展 (※雨天時中止)、堀川遊覧船夜間運航(有料)、水燈路宵屋台等
(堀川遊覧船夜間運航の出発所や時間等イベントに関わることは、各種ポスターやチラシ、文末記載の松江ライトアップキャラバンに問合せください。

2023年水燈路
2023年水燈路

燈籠の灯に誘われし思い

お薦めのコースは、通常の運行とは逆になる「ふれあい広場乗船所」(地ビール館の近く)から出発して「大手前広場乗船所」までの約二十分の堀川遊覧船のひと時です。
右手に座れば、遊覧船に取り付けたスポットライトに浮かび上がる松江城山公園の「鎮守の森」の深々とした樹木の蔭を見ることができます。左手に座れば、通りを導くように灯された燈籠による塩見縄手や武家屋敷の町並みに出会うことでしょう。貴方がどちらを選ぶか、その日の心模様でお考え下さい。

大手門の船着き場に着いたなら、お城に行くか塩見縄手の通りに行くか、きままなひとり旅なら足任せ、二人旅なら運任せ、家族やグループなら大意任せとしましょう。

そのためにも是非、昼間の堀川遊覧に乗船し、堀川遊覧の旅をお楽しみください。通りからの風景とは真逆の風情と気配にきっと驚かされることでしょう。

・通常の堀川遊覧船
大人・中人(中学・高校生)1,600円、小学生1,400円、障がいのある方および介護人の方800円、700円、400円。
なお、水灯路の夜間遊覧には使用できません(個確認ください)

大手前広場乗船所
塩見縄手
小泉八雲・セツ旧居(右)
文豪の暮らした堀端

貴方と刻んだスイングが聴こえてくる

きつね縁日や水燈路宵屋台の薫りに誘われるのも、奏でられるジャズミュージックにリズムを刻むのも、あるいは危うい光と闇にさ迷い出でるのもすべては時(とき)任せ。

国宝松江城天守閣に向かう石段に注意さえすれば、闇も光も灯も、すべて貴方の思い出作りの演出者。奏でられる音楽にステップを踏むのも、リズムを刻むのも、貴方の気分次第。自由気ままに接してください。

燈籠の灯と模様に創り出された状況は、昼間見た松江の町とは異なる世界でしょう。それも松江のもうひとつの顔でもあるのです。

光の彫刻
光の絵画

2025年秋、NHK朝ドラ『ばけばけ』のモデルは小泉セツ

2025年、秋から放映されるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』は、明治時代、英語の教師として松江に赴任した、作家でもある小泉八雲の妻セツ(松江生まれ)をモデルにしたドラマです。ただセツ自身の生い立ちにスポットを当てたドラマというよりは、セツをモデルとした封建体制から近代化へと向かう明治初期の大きな波に翻弄される「トキ」という架空の人物の物語です。

『ばけばけ』は「化ける」という意味。急速に近代化が進む明治の日本、政治や制度や構造の大変革だけでなく、人々の暮らしや価値観も『化けて』いきます。そんな混沌とした状況のなかで取り残された人々に変化する社会はどのように映ったのでしょうか。

小泉八雲に話したセツの「怪談」話のような展開となるのでしょうか。耳なし芳一のような盛者必衰でしょうか、むじなのような驚きでしょうか、それとも月照寺の亀のような悔恨かもしれません。

二人が暮らした旧居と記念館が塩見縄手の通り沿いにあります。また小泉八雲が好んで散歩した城山稲荷神社も城山のなかにあります。水燈路に導かれる夜の散歩の前に、是非、散策してください。

旧居
小泉八雲旧居から見た庭

当サイト『島根国』でも、小泉八雲について内田融氏にお話を伺っています。あわせて動画をご覧ください。

YouTube『島根国』公式チャネル
「小泉八雲の歩いた小径をたずねて」

おしまい

水の都・松江。堀川遊覧船、水燈路とともに宍道湖の夕陽やボートやカヤックの進む大橋川、そして中海、古代史の里「意宇(おう)郷」の意宇川もお楽しみください。さらには出雲神話の斐伊川を素戔嗚尊(スサノオノミコト)となって櫛稲田姫(クシイナダヒメ)を求めて遡るのも旅の思い出となることでしょう。

当サイトによる地図
(主催者側の地図をご確認ください)

※ 昨年(2023年)の水燈路の模様

【水燈路詳細情報】
お問い合わせ先
松江ライトアップキャラバン実行委員会(松江観光協会内)
TEL:0852-27-5843
受付時間 : 9:00 ~ 17:00 (土日祝日、年末年始定休)
https://www.suitouro.jp

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