旅や仕事で木次線に乗った、通勤・通学で利用した、ここから見る木次線が好き、そんな皆様の貴重な思い出や新たに訪ねた感動をお伝えします。皆様とともに作るコーナーです。皆様の投稿をお待ちしております。
原稿を書こうとして唐突に思い出した、谷川俊太郎『谷川俊太郎詩集・続』(思潮社)の「朝のリレー」を。少し長くなるが引用しよう。僕のように気に入ったなら、是非、この詩集を買ってほしい。
「カムチャッカの若者が/きりんの夢を見ているとき/メキシコの娘は/朝もやの中でバスを待っている/ニューヨークの少女が/ほほえみながら寝がえりをうつとき//ローマの少年は/柱頭を染める朝陽にウインクする/この地球で/いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ/経度から経度へと/そうしていわば交換で地球を守る/眠る前のひととき耳をすますと/どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる/それはあなたの送った朝を/誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ」
今も走っているだろう木次線の、切なくもある軋む音が。今も誰かが気動車に乗ろうとしているだろう、そして下車しただろう。世界中の、どこかで、誰かが汽車や電車に乗り、笑っている。変わることなく走り続ける汽車と電車。
僕の心の中には、母がいて、父がいて、友がいて、そして家族がいて、見知らぬ人もいて、皆を乗せて木次線が走っている。
気分のいいとき、叫んでみよう、「好き、木次線」
「なんだ坂、こんな坂」「なんだ坂、こんな坂」・・・。黒い煙に、白い湯気。トンネル、鉄橋。「お山の中の汽車ポッポ」
木次線一部廃線の危機を思うと流れていくのです、幼稚園のとき歌った唱歌が。そして思い出すのです、駅での出会いと別れを。
僕の心の中を今も走り続ける木次線。
すでに四人の方から原稿を頂きました。皆様の思い出を、是非、お読みください。そして皆様の思い出をお待ちしております。
夜行急行「千鳥3号」の筆談-木次から出雲横田までの恋-(茶屋)
原稿を当サイトまでお送りください。なお、原稿は編集部の方で校閲し、変更・修正させて頂く場合もあります。ご了承ください。
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