• ~旅と日々の出会い~
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自然の恵みと五感を通した英知・創造力で生まれた「食文化」は、ながい歳月で育まれ、今でも成長しています。そんな「おもてなし」の食とお酒を紹介します。

自然の恵み 食と酒

旅する人をもてなす島根に暮らす人々、島根を五感で体感し思い出に形作る旅する人々。「こんにちは」ではじまり、一杯の番茶を口にすることから、互いに想いと感謝を悟るのです。自然と一体となった生活観のある「食」と「お酒」。それが旅先での大きな魅力でもあります。

「食」は、島根ならではのもてなしの生活文化を紹介します。「お酒」は、島根のお酒造りと酒の味にまつわる「人の出会いと別れ」をお話しします。

「よう、おいでました。さあ、あがなさい」

神々の食

奥出雲のおもてなし料理 ― 煮しめ、焼きサバ、漬物 ―
出雲の赤貝、石見のハマグリ ― オオクニヌシを蘇生した赤貝とハマグリ ―

酒と出会いと別れ

涙の京都競馬場 テンポイント ― もしもハイセイコー・テンポイント・シンボリルドルフが走ったら ―(七冠馬)
鯨カツデートの報復 ― 酒は忘れた思い出を連れてくる、だから泣ける ―(豊の秋)
袖振り合うも他生の縁 ― うまい酒をだす店 ―(十旭日)
マキシムコートを着た黒髪の女性 ― 酒とゲルベゾルテの香り ―(隠岐誉)
七難八苦をあたえたまえ ― 横山大観、どじょうすくい、そして月山富田城 ―(月山)
国引き神話の里 ― 時空をまたぐ創り手の熱い思い ―(意宇)
甘酸っぱさにまどろむ時  ― 一杯、一杯、また一杯 ―(李白)
無弦琴と琴ケ浜  ― 左右対称の文字に魅かれて ―(開春)
百六十キロ車窓の宴  ― 酒は地域を語る名刺 ―(宋味)
あの橋を渡ると  ― 学食のカレーライス一杯分のラブレター ―(死神)
途中下車の旅  ― 三方よしの思い出酒 ―(ヤマサン正宗)
富士は日本一の山  ― すれ違いに織りなされた青春 ―(出雲富士)
思い出を訪ねて  ― ファンであることの微かなこだわり ―(環日本海)
『思い出』という思い出  ― 松江には思い出という妖怪がいる ―(國暉)
二対一の鼎(かなえ)  ― 小さくても自らの力で輝いてみよ ―(初陣)
保温携帯ポットの燗酒  ― 大元神楽と藁蛇 ―(玉櫻)
情熱の日々を思い出す酒  ― 東京ラブストーリー、そんな時代もあったね ―(理可)
市町村合併  ― 遠きにありって思う故郷の色と音 ―(奥出雲)
凛として ― 心で味わう日本酒の想いと味 ―(蒼斗七星)
黙して重ねる盃 ― 恋に当たれば酒でおさめる ―(美波太平洋)
拝啓、島根県酒造組合様、蔵元様 ― 8月24日『愛酒の日』を『島根の酒』の日にしちゃいませんか ―
愛酒の日・特集 ― 日本酒発祥の地・島根の酒蔵総まくり ―
友からの酒に歯車が動きだす ― 胸襟を開くことができなかった宴 ―(我が道を行く)
鮎がつくった一期一会 ― 出会い、縁、繋がり、別れ ―(津和野盛)
結婚式の祝い酒 ― 娘のためにとオヤジは東京を目指す ―(天穏)
源頼朝の名馬、池に映る月影のごとし ― 車座の酒もよし、献上の酒もよし ―(池月)
君の名は ― 復讐されたラブレター代筆屋 ―(金鳳)
芯のある控えめな姿に教えられた ― 上手い話と旨い酒に魅せられただろう? ―(扶桑鶴)
に込められし謎かけ ― 青春という実直な恋径(こいみち) ―(鷗外の郷)
友、遠方より来、遠方に去る ― 見知らぬ酒が教えた亡き父の姿 ―(石見野)
錦を飾る友に送る酒 ― いつか見ん、争う二梃の漕艇を、大橋の上から ―(都錦)
遠きにありて思う故郷の酒 ― 酒かかるも(袖振り合うも)他生の縁 ―(絹乃峰)
総集編「酒と出会いと別れ」を振り返って ― また君に会いたい、また君に恋している ―
時を織り成し生れし酒蔵と酒 ― 湖畔で思うまほろばの宴 ―(田部竹下酒造)

酒蔵外伝

仕上げることがなかった理科室の写生画 ― 河井寛次郎と廃業した安来市の天界酒造 ―(天界)
松江人の心意気 造り酒屋のウクライナ支援(國暉)
思い出が思い出を連れて来て花開く-矜持で義の味『世界の花』(雲州平田・石橋酒造)-

酒物語

友、遠方より来たりて盃を交わす『古希』の集い ― 1970年3月、僕たちは松江北高を卒業した ―

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